演奏会のお知らせ
おひさしぶりの演奏会のお知らせです。
エリザベト音楽大学 音楽文化学科 作曲・デジタル鍵盤楽器研究発表会
- 日時:2014年11月6日(木)18時開演
- 会場:エリザベト音楽大学 ザビエルホール
わたしは大学4年のころ作曲し、作曲の会「Shining」第5回作品展で初演された《Petrichor Overture for Saxophone Quartet》を出品します。前回とは異なる演奏者にお願いするので、どんな風に変わるのか楽しみ!
台風のなか公園で拾い集めた落ち葉を貼って作ったチラシがお気に入りです。
初演の録音はYouTubeとSoundCloudに載せてるのでよかったら聴いてください(すばらしい演奏です!)
よかったらお越し下さい:)
私の男
以前『チョコレート・ドーナツ』を観たときに流れていた予告編でとても気になっていた映画『私の男』を観てきました!
あらすじ(※ネタバレあり)
物語は、津波で家族を失った10歳の花(二階堂ふみ)を遠縁の親戚である淳悟(浅野忠信)が引き取るところからはじまる。ふたりを心配する、彼らの親戚であり紋別の有力者である大塩(藤竜也)に対し、淳悟は「俺は家族がほしいんですよ。」と言う。大塩は「あんたには家族の作りかたなんてわからんよ。」と言うが…
家族であったはずのふたりは、いつしか男女の関係になってしまう。花が高校生になったころ、ふたりの関係を察した大塩は淳悟から離れるよう諭すが、花は大塩を流氷の海に連れ出す。ここで淳悟と花が血のつながった親子であることが明らかになる。予告編で流れる花の「何したって、あれはあたしのぜんぶだ」はこのシーン。後に大塩は凍り付いた遺体で発見される。
淳悟と花は逃げるように東京に移り住むが、ある日大塩を殺害した人物の証拠を持った刑事がふたりの元に訪れる。その刑事を淳悟は殺してしまう。
数年後のある日、派遣社員として受付嬢をする花を、同じ会社の尾崎(高良健吾)が家まで送り届けると、家はゴミ屋敷。堕落した生活を送っていた淳悟は尾崎に対し「花はお前には無理だ。」と言う。
映画の最後は花と花の婚約者の尾崎と淳悟がレストランに居るシーン。机の下で花は淳悟の足に触れている。
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原作と映画では時系列が逆に描かれているそう。 原作の小説は読んでいないけれど、映画はすばらしかったと思う!しかしラストがうまく飲み込めなかったというか。あえてあいまいに描かれていたのかもしれないけれど。花の「ぜんぶあたしのもんだ。」という台詞のぜんぶとは、淳悟だけではなく尾崎も、ほんとにぜんぶなのかもしれない、とラストのシーンから感じた。
幼い花が淳悟の手を握るシーンにはじまり、この作品では手?指?が象徴的に描かれている。中学生の花が親戚の家で淳悟の指を舐めているシーンとか、なんだかとってもエロティック。
ドヴォルザークの交響曲第9番《新世界より》の2楽章が何度か流れるのだが、それがノスタルジックで切なくてうつくしくて。北海道の流氷と雪景色の映像も圧倒的にうつくしい。雪のなか家に帰って来る淳悟とそれを待っていた花のキスシーンはとても、きれいな絵だと思った。これらの儚げな音楽や白い風景と退廃的なふたりのシーンの対比は暗い物語を中和しているような、よりいっそう引き立てているような。
二階堂ふみの演技が妖しく、すさまじかった。淳悟の恋人だった小町に「あの人ね、他人じゃだめなの。知ってた?」と言うシーンとか。おそろしい。浅野忠信もぴったりの役なんだろな〜。
全体的によかったと思うのだけど、しかし血の雨のシーン(近親相姦のメタファー?)はあまりに陳腐な印象だったなあ。
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ところで映画について調べていたときにこんな記事(http://biz-journal.jp/2014/07/post_5441.html)に出会った。『私の男』の舞台挨拶の際に観客からの質疑応答で近親相姦の被害者だと言う女性からこの作品に対する疑問が投げかけられたという。また、映画の原作となった桜庭一樹の『私の男』が直木賞を受賞した際に、選考委員のひとりである林真理子氏は、この作品に対し「嫌悪感」と題した選評で厳しく批判したというのである。確かにこの作品では近親相姦や殺人というインモラルな題材が扱われている。それらを「生理的に受け付けない」「気持ち悪い」と感じる人がいるのは当然仕方のないことだろう。わたしだって映画の登場人物のようなふたりに現実に会えば間違いなく嫌悪する。しかし文学作品や映画に対しモラルに関する批判をするのは何か違う気がする、とわたしもこの記事の筆者と同じくそう思う。
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修道中・高等学校スクールバンド班 サマーコンサート2014
修道中・高等学校スクールバンド班 サマーコンサート2014
Sky High 〜素敵な空の旅〜
出演:修道中・高等学校スクールバンド班
日時:2014年7月20日(日)18:00開演
場所:広島文化学園HBGホール
第一部
- 真島俊夫:ニューサウンズ イン 修道
- B.バルメイジズ:魂が天翔けるとき
- 合田佳代子:「斎太郎節」の主題による幻想
- 中村八大:上を向いて歩こう(男声四部合唱)
- 高橋宏樹:行進曲「勇気のトビラ」
- S.プロコフィエフ:オラトリオ「イワン雷帝」より
第二部
- C.スコット/D.ダイヤー:SKY HIGH
- 修道スクバン編:Fly away ガラスも素敵な空の物語〜
- H.アーレン:虹の彼方に
- スコットランド民謡:故郷の空
- 修道スクバン編:ジブリ in the sky
- 平吉毅州:気球に乗ってどこまでも
- 宮川駿(構成):修道ヒットパレード2014
机の上の天気図
ひさしぶりのブログ!
きのう7月14日は、広島市の十日市アパートに白水麻耶子さんの個展「机の上の天気図」を見に行きました。すてきなフライヤーを見て「これは!」と思い。以前から十日市アパートに飾られていて、いいなあ、と思っていたライオンの絵を描いた方らしい!
展示はとてもよくて、しんと深く静かな青色や凛とした動物の眼が印象的だった。とくに立体の作品がすばらしいと思った!
白水さんご本人ともお話させていただいて、白水さんははじめてお会いするのにどこか安心するような、すてきな方だった。
似顔絵の仮面を作っていただいたのだけど、これがそっくりで!そっくりなだけじゃなくて、うまく言い表せないけどほんとにすてきで!
近くに座っていた月野ママさんと、ひかり洋菓子店さんともたくさんお話して、それはもう初対面とは思えないほどたくさんお話して。それもとても楽しかった。月野ママさんはまさかの大学の先輩!なんだか縁を感じました。
とても刺激を受けた一日で、音楽でも美術でもすてきな作品に触れると自分ももっとおもしろいもの作りたい!と思うんだ。
2014年6月に読んだ本
2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1268ページ
ナイス数:1ナイス
ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)の感想
友達から「阿部共実が書いた『よつばと!』」みたいな作品だと聞いていたけれど、まさにその通りだった。読み進めるにつれ心をえぐられるような痛みのある作品。
読了日:6月24日 著者:阿部共実
蛇を踏む (文春文庫)の感想
夢の中にいるような不思議で混沌とした物語。何と言ったらいいのかわからないけど、、とてもすきな作品!
読了日:6月20日 著者:川上弘美
赤い長靴 (文春文庫)
読了日:6月14日 著者:江國香織
夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない (モーニングKC)
読了日:6月12日 著者:宮崎夏次系
式の前日 (フラワーコミックス)
読了日:6月11日 著者:穂積
ワールドトリガー 6 (ジャンプコミックス)
読了日:6月6日 著者:葦原大介
読書メーター
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ここしばらくまったく本も漫画も読めてないのでリハビリのようなきもちで。
2013年9月に読んだ本
2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1618ページ
ナイス数:0ナイス
よつばと! 7 (電撃コミックス)
読了日:9月30日 著者:あずまきよひこ
ワールドトリガー 2 (ジャンプコミックス)
読了日:9月29日 著者:葦原大介
ワールドトリガー 1 (ジャンプコミックス)
読了日:9月27日 著者:葦原大介
ウエハースの椅子 (新潮文庫)
読了日:9月12日 著者:江國香織
きみはポラリス (新潮文庫)
読了日:9月11日 著者:三浦しをん
よつばと! (6) (電撃コミックス)
読了日:9月10日 著者:あずまきよひこ
僕は問題ありません (モーニングKC)
読了日:9月10日 著者:宮崎夏次系
読書メーター