修道中・高等学校スクールバンド班 サマーコンサート2014

修道中・高等学校スクールバンド班 サマーコンサート2014

Sky High 〜素敵な空の旅〜

出演:修道中・高等学校スクールバンド班

日時:2014年7月20日(日)18:00開演

場所:広島文化学園HBGホール

 

第一部

  1. 真島俊夫:ニューサウンズ イン 修道
  2. B.バルメイジズ:魂が天翔けるとき
  3. 合田佳代子:「斎太郎節」の主題による幻想
  4. 中村八大上を向いて歩こう(男声四部合唱)
  5. 高橋宏樹:行進曲「勇気のトビラ」
  6. S.プロコフィエフ:オラトリオ「イワン雷帝」より

第二部

  1. C.スコット/D.ダイヤー:SKY HIGH
  2. 修道スクバン編:Fly away ガラスも素敵な空の物語〜
  3. H.アーレン:虹の彼方に
  4. スコットランド民謡:故郷の空
  5. 修道スクバン編:ジブリ in the sky
  6. 平吉毅州気球に乗ってどこまでも
  7. 宮川駿(構成):修道ヒットパレード2014
アンコール
  1. C.リオ:テキーラ
  2. 杉本竜一:BELIEVE
  3. J.ガーランド:イン・ザ・ムード

ひさしぶりの演奏会日記!演奏会じたいはコンスタントに行っていたのだけど。今年は「Sky High 〜素敵な空の旅〜」と題された修道中・高等学校のサマーコンサートは今回で22回目だそう。
プログラムを見て、いまいちメリハリのない曲目だなあと思ってしまった…このバンドの名刺のような《ニューサウンズ イン 修道》からはじまり、中学校のコンクール自由曲《魂が天翔けるとき》、《「斎太郎節」の主題による幻想》では新入生紹介を兼ねた和太鼓や鳴子を使ったパフォーマンスが続く。正直、斎太郎節のパフォーマンスは無いほうがよかった。新入生が参加できる曲なら、プログラムに合唱もあるし、それでじゅうぶんじゃないのかなあ。
この時期だからコンクールのための曲目が並ぶのは仕方が無いのだろうけど、中学・高校と2セット続くとちょっとね。自由曲の《オラトリオ「イワン雷帝」》の演奏はよかった。
第二部のポップスステージは演奏・演出ともにいきおいがあり、とても楽しめた!独自に選曲されたメドレーが3つあり、《Fly away 〜素敵な空の物語〜》はサンダーバード、ピーターパン、ハリー・ポッター、ET、ピノキオなど、空をテーマにした映画音楽。《ジブリ in the sky》はジブリ映画の音楽から同じく空をテーマにしたもの。《君をのせて》でステージの背景に「空から女の子が」降ってきて、見えなくなると同時にステージ中ほどから登場人物の仮装をした部員が出てくる演出がおもしろかったし、中途半端なクオリティのトトロの着ぐるみがきもちわ…かわいかった。《修道ヒットパレード2014》はルパン三世のテーマなどの定番や、今年大流行したレット・イット・ゴー、ワールドカップや大河ドラマなど9曲目を盛り込んだもの。レット・イット・ゴーでは映画の仮装をした部員の振り付けに合わせて雪の結晶が描かれたビニール傘を開く演出が効果的だったほか、広島カープの応援歌では風船を飛ばしたりなぜかバルーンアートをしたりと、細やかな工夫とギャグが散りばめられていて楽しかった。男子校だからどうしても女装が多くなるんだけど、それだけで笑いがとれるのは反則だ〜!
アンコールも熱い演奏。細かいことかもしれないけど、最後の《イン・ザ・ムード》の弱奏部分で司会が挨拶をし、そのまま演奏を盛り上げていって終わるのが、演奏会じたいがテンポ良くスムーズに進んで好印象だった!