龍谷大学吹奏楽フェスタin広島
広島の中学・高校生と龍谷大学によるジョイントコンサート
出演:広島新庄中学・高等学校、比治山女子中学・高等学校、広島市立沼田高等学校、広島国際学院高等学校、龍谷大学
日時:2013年9月14日(土)17:00開演
場所:アステールプラザ大ホール
Ⅰ. 広島新庄中学・高等学校
- 八木澤教司:セレブレーション
- J. スウェアリンジェン:喜びの音楽を奏でて!
- K. エマーソン:カーン・イービル9
Ⅱ. 比治山女子中学・高等学校
- 保科洋:復興
- E. Holland B.Holland L.H. Dozier:恋はあせらず
Ⅲ. 広島国際学院高等学校
Ⅳ. 広島市立沼田高等学校
Ⅴ. 龍谷大学
サックスアンサンブル
- 山田耕筰/???:赤とんぼ
- 中村八大/???:明日があるさ
Ⅵ. 合同演奏
- ヴァン・マッコイ:アフリカンシンフォニー
- 中田善直/井澗昌樹:夏の思い出
龍谷大学主催で各地でジョイントコンサートを行っている、その広島公演。
ロビーでは龍谷大学のCDが販売されていたり、龍谷大学のゆるキャラ?がわたわたしていたり。
広島新庄中学・高等学校は今回の演奏会では部員数がいちばん少ない32名だが、よくまとまった演奏。各楽器のバランスが良いということもあるのかも?《喜びの音楽〜》ではなぜかトランペットの3番奏者がユーフォニアムに持ち替えたり、《Mr. インクレディブル》ではオーボエ・ファゴット・ストリングベースが打楽器に持ち替えたり。
比治山女子中学・高等学校の復興はとてもよかったと思う。個人的に好きな曲だし、その前の新庄の人数が少なかったせいもあり?74名での演奏は迫力があった。
広島国際学院高等学校は2曲とも6月の定期演奏会で演奏された曲目。オズの魔法使いは定演とおなじ本格的な衣装での演出付き。
各学校がそれぞれポップスを演奏していたが、ポップスに関しては広島市立沼田高等学校の《Mr. インクレディブル》がいちばんよかった。去年の定期演奏会でのOBバンドの演奏をYouTubeで聴いたけれど、この学校はポップスが得意なのかな?とにかくかっこいいです。
休憩を挟んで主催の龍谷大学の演奏。とても上手だったと思います。2曲目はプログラムに載っている《Georgia on My Mind》から曲目を変更してM8の《ご長寿番組メドレー》。これがとてもよかった。テレビ番組のテーマのメドレーはときどき耳にするけれど、これくらい曲数が多くて1曲1曲が短いのが、聴き手としては飽きないしわかりすいし楽しめると思った。
《吹奏楽コンサート》ご長寿番組大メドレー - YouTube
転換の時間を利用してサックスアンサンブルで《赤とんぼ》と《明日があるさ》が演奏されたあと、全出演者総勢400人超での合同演奏。
《アフリカンシンフォニー》の大音量にははじめびっくりしてしまったけれど、こういう曲は大音量でもかっこいいね。
最後に合唱付きでの《夏の思い出》は前奏からとても井澗昌樹で笑ってしまった。
広島交響楽団第332回定期演奏会
広島交響楽団第332回定期演奏会
日時:2013年9月13日(金)18:45開演
場所:広島文化学園HBGホール
ずっと前から楽しみにしていた今回の広響の定期演奏会、今回はスタッフのアルバイトではなくお客さんとして行きました。お目当ては《春の祭典》!
前半は、創立50周年記念のこの演奏会ということで、第1回の定期で演奏されたベートーヴェンの《エグモント》と《ピアノ協奏曲第1番》が演奏された。
15分の休憩をはさんで、後半は楽しみにしていたハルサイ!実は生で聴くのははじめてで、ほんとうに楽しみにしていたのです。
まったくキズのない演奏ではなかったかもしれないけれど、生で聴くといっそう迫力と生命力のある曲だと思った!とくに弦楽器の水分とか!
打楽器がドコドコいってる印象だけど、打楽器奏者の数は意外と少なくて(スコアを見ればわかることだけど)、吹奏楽は打楽器使いすぎなんだなと話していました。
HIROSHIMA HAPPY NEW EAR XV
HIROSHIMA HAPPY NEW EAR XV
世界中を魅了する卓越した芸術的ソプラノの世界
出演:細川俊夫(音楽監督・お話)、バーバラ・ハンニガン(Sop.)、中川賢一(Pf.)
日時:2013年9月8日(日)15:00開演
場所:アステールプラザ オーケストラ等練習場
- ルイジ・ノーノ:生命と愛の歌 よりⅡ.ジャミラ・プーパシャ
- クロード・ヴィヴィエ:夜への讃歌 ソプラノとピアノのための
- アーノルド・シェーンベルク:4つの歌 作品2
- アルバン・ベルク:7つの初期の歌
- クルト・ヴァイル:3つの歌
当日まで聴きに行くかどうか迷っていたら、先日のサントリーホールでのバーバラ・ハンニガンさんの演奏を聴いた先生から「凄かったからおすすめ」とメールをいただき、それならぜひと行ってきました。
1曲のノーノがとにかくすさまじかった!怖いくらいに惹き付けられた。アフタートークで「むずかしい曲だからプログラムの後ろのほうにもってきたほうが歌いやすいけれど、あえて最初にもってきた」ようなことを言っていて、ほんとうにもう、最初の1曲がこれだったから、なんだかもう集中しすぎて疲れてしまった!
シェーンベルクとベルクはどちらも初期の作品で、後期ロマン派の作風が美しい。
シュトックハウゼンから強い影響を受けたというヴィヴィエと、今回は最後に軽めのシャンソンを演奏されたヴァイルははじめて耳にする作曲家。最初のノーノのような作品からヴァイルのシャンソンまで幅広く聴けてとてもよかった。
アフタートークではことばの解釈について質問されたときに「自分のフィルターを介さず作曲家の思いを考え、作曲家やいっしょに演奏している人、音楽そのものになる」のだと言っていたのが印象的だった。
2013年7月に読んだ本
2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:711ページ
ナイス数:0ナイス
よつばと! (5) (電撃コミックス (C102-5))の感想
「アイスクリームもたねなしだぞ!?」
読了日:7月22日 著者:あずま きよひこ
ぬるい眠り (新潮文庫)
読了日:7月19日 著者:江國 香織
よつばと! (4) (電撃コミックス (C102-4))
読了日:7月9日 著者:あずま きよひこ
読書メーター
エリザベト音楽大学付属音楽園講師によるサマーコンサート
エリザベト音楽大学付属音楽園講師によるサマーコンサート
出演:仲西富弥香(Pf.)、石堂優二郎(Tu.)、松尾英都子(Pf.)、昆野智佳子(Sop.)、加島裕子(Pf.)、高西望(Cl.)、岡野希美(Pf.)、加藤和也(Sax.)、佐々木悠(Org.)、田尻健(朗読)、石田真弓(Pf.)、竹内恵(Pf.)、田中香月(Pf.)、岡本佳子(Pf.)、宮田淑未(Pf.)
日時:2013年7月13日(土)14:00開演
場所:エリザベト音楽大学セシリアホール
第Ⅰ部 - 独奏
- J.S. バッハ:トッカータニ長調 BWV912
- A. ワイルダー:エフィー組曲より - 『エフィー、サルと追いかけっこをする』『エフィー、ダンスのレッスンに行く』『エフィー、フォークダンスをおどる』『エフィー、恋に落ちる』『エフィー、カーニバルへ行く』
- G.F. ヘンデル:オペラ《エジプトのジュリオ・チェーザレ》HWV17より - アリア〈優しい眼差しよ〉、レチタティーボ〈このようにただ一日のうちに〉、アリア〈この胸に息のある限り〉
- D. ロヴレーリョ:「椿姫」による演奏会用幻想曲
- 徳永崇:模様の入れ方
第Ⅱ部 - おはなしとおんがく
徳永崇氏の《模様の入れ方》を目当てにエリザベト音楽大学付属音楽園の演奏会へ。
エリザベト音楽大学付属音楽園の講師はエリザベト音楽大学の先生とは別らしい。
未就学児入場料無料の演奏会のためか、子供連れが多かった。
《模様の入れ方》は笙とリコーダーのための作品を今回のためにサックス(ソプラノとアルトの持ち替え)とパイプオルガンのために編曲された作品。元の編成のを聴いたことはないけれど、サックスとオルガンの音色がよく溶けて、音色のせいなのか少しポップスぽいような親しみやすくおしゃれな響きだと感じた。
《「椿姫」による演奏会用幻想曲》は技巧的だけど曲としてはおもしろくなかったなあ…あとクラリネットの伴奏のピアノならもう少し蓋を閉めてもよいのでは。
《ぞうのババール》はWIkipediaには”ストーリーは原作と同じく忠実であるが、「デパート」の話の部分のみ外されている。”とあるが、今回はデパートのくだりがあり、その部分ではプーランクの《ワルツ ハ長調》が演奏されていた。なんのこっちゃな物語だったけれど、曲は愛らしくプーランクらしいものだった。
ミルキーブラス第2回演奏会
ミルキーブラス第2回演奏会
出演:ミルキーブラス
日時:2013年7月12日(金)19:00開演
場所:東区民文化センタースタジオ1
第Ⅰ部
- L. Maurer / R. Nagel:Three Pieces - 1.Maestoso alla Marcia 2.Andante con moto 3.Allegro grazioso
- J.S. Bach / R. Nagel:Contrapunctus Ⅳ
- V. Ewald:Brass Quintet No.1 - 1.Moderato 2.Adagio, Allegro vivace, Adagio 3.Allegro moderato
第Ⅱ部
- R. Roblee:American Images - 1.Early Days 2.Blues 3.Fiesta
- いずみたく / 金山徹:見上げてごらん夜の星を
- 酒井格:The 7th Night of July - Tanabata
アンコール
- ???
広島文化学園大学学芸学部音楽学科の在学生による金管五重奏。2010年12月に結成され、今回が2回目の演奏会だそう。
金管アンサンブルにもかかわらず、前半より後半のほうがいい演奏だったように思う。特に《たなばた》は大変そうながらもいきおいのある演奏だった。トランペットのミュートやピッコロトランペットを使って木管の速いパッセージを再現したり、原曲のイメージに近い編曲だった。誰の編曲だろ?この曲には打楽器が加わっていたのだけど、冒頭のリムショットや、個人的に好きな中間部から戻るところ(で合ってるかな?)のウィップはスネアではなくやはりウィップにしてほしかったなあ。
NTT西日本吹奏楽クラブ 七夕コンサート
NTT西日本吹奏楽クラブ 七夕コンサート
出演:金田康孝(指揮)、松井俊明(指揮)、NTT西日本吹奏楽クラブ
日時:2013年7月7日(日)
場所:広島文化学園HBGホール
第Ⅰ部
- 井澗昌樹:束の間の恋の歌
- F. リスト:ハンガリー狂詩曲 第二番
- F. リスト:交響詩「レ・プレリュード」
第Ⅱ部
- ミッション:インポッシブルのテーマ
- 大脱走のマーチ
- インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国
- キャラバンの到着
- 「レ・ミゼラブル」セレクション
アンコール
- ???
- 岩井直溥:復興への序曲「夢の明日に」
- J. ニュートン:アメイジング・グレイス
第Ⅰ部は、特に《ハンガリー狂詩曲》なんか上手な演奏だったにも関わらず、なんとなく長く感じてしまった。(胃が痛かったせいかもしれない)
《束の間の恋の歌》は生で聴くのははじめて。作品解説も曲自体も井澗節が炸裂していたと思う…プログラムに載っている作曲者名の「澗」の字が「潤」になってて、たいへんうるおっていた。
途中20分間の休憩中に行われたロビーでサックスアンサンブルの演奏がとても上手くて、演奏会のプログラムよりも楽しめたくらい。かっこよかった!
第Ⅱ部はポップスステージだが、わりと大人しい演奏だったように思う。2階席の真ん中付近で聴いていたのだけど、1階席で聴くほうが迫力があってよかったかも。
最近あちこちの演奏会で取り上げられる《レ・ミゼラブル》はこの演奏が今まで聴いたなかではいちばんよかったように思う。