2013年度全日本吹奏楽コンクール課題曲

2013年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のスコアとCDが届きました。

発送がはじまってから注文したのでやっと!

以下、各曲の個人的な感想です。

 

 

Ⅰ. 勇者のマズルカ/三澤慶

動きが主旋律と伴奏に分かれていて、大まかにABA - C - BA の三部形式で「わかりやすい」印象。

歯切れがよく親しみやすい曲調、しかし細かい動きがあったりひとりひとりの演奏は少しむずかしそう、なのかなあ?

 

Ⅱ. 祝典行進曲「ライジング・サン」/白岩優拓

”祝典”行進曲ということで華やかで背筋の伸びるかんじを期待していたけれど、いわゆる課題曲マーチ。

しかし聴けば聴くほど、変!よくわからないけど、メロディーラインが、?

第一マーチの7度跳躍がしつこく感じたり、トリオの後の練習番号HからIへの変化がよくわからなかったり。この終わり部分はもしかしてもっと長い曲ならそんなに違和感ないのかなあ?

 

Ⅲ. 復興への序曲「夢の明日に」/岩井直溥

岩井さんらしい雰囲気のポップス。われわれの世代からするとちょっとレトロ!

タイトル伏せて曲だけ聴いたら”復興への序曲”というタイトルは思い浮かばないかも。

 

Ⅳ. エンターテインメント・マーチ/川北栄樹

解説には「娯楽用行進曲」とあるけど、これまた課題曲マーチ。「若干のイレギュラー」とはトリオのあと第一マーチのテーマに戻ってくること?その第一マーチの再現の途中に表れる練習番号Jからの木管の旋律は第二マーチの変奏のようなものだろうか。

 

Ⅴ. 流沙/広瀬正

課題曲Ⅴ番としてはだいぶかんたん、というか演奏しやすそう。そんなに現代的!!!な印象ではないと思う、たぶん。

「砂(砂漠)が風や水などの自然の力で、その模様や造形が変化していく様子に着想を得ました」という解説から想像する、ゆるやかに変化するかんじはなんとなくわかるけど「”対比”の要素」はそんなに目立たないかも。目立たなくてそれでいいのかも。